こんにちは、コトネです
GW中に秋田市の太平山登山をしたのですが、アイゼンは必要ないだろうと車に置いてきたことを激しく後悔・・・
20度くらいある快晴の中、順調に登ったものの途中から雪山となり、頂上まであと200mというところで登頂を断念せざるを得ない状況に…(>_<)
そればかりじゃないんです!下山中に雪解けの急な斜面で足を滑らせ、助けようとした夫のイヌ夫さんと一緒にかなりのスピードで滑落してしまったのです。
ほんと、死ぬかと思った…
ほんの2日前に太平山で大学生が滑落して重傷とのニュースを見たばかり・・・
幸い2人とも大きなケガもなく無事下山できましたが、そのときの様子と反省点を振り返りたいと思います。
秋田市太平山に夫婦登山 2019年5月5日快晴
夫婦登山をはじめてもうすぐ2年。秋田に引越してから初登山!ということで久しぶりの登山にワクワクしていました。
GW10連休中の5月5日、快晴。最高気温20度くらい。
旭又登山口に午前9時到着すると、車10台ほど停まっていました。
登山口のトイレに入ろうとしたら鍵がかかっていて使用できず、2キロほど戻って仁別森林博物館の外にあるトイレを拝借。
いろいろ調べて登山口トイレと山頂トイレを使えると思い込んでしまっていたけど、この時期のトイレは使えないようです(>_<)
リサーチ不足でした・・・
気を取り直して午前9時40分登山開始。
この日は雲一つない快晴で気温も20度くらいあり、アイゼンは持ってきてはいたけど必要ないだろうと車に置いて出発してしまいます。
この判断がのちのち後悔することになろうとは、このときは思いもしませんでした・・・
太平山5月登山 徐々に残雪が多くなり、とうとう雪山に
登山開始30分ほどで御滝神社に着き一休み。
2ヵ月ぶりの登山でしたが、最初は平坦な道が続いているので順調に気持ち良く登れました。
登山開始1時間くらいで残雪を確認。
このときは、「あー、結構雪残ってるねー!」なんてのんきなことを・・・汗
御手洗神社に着くころには完全に雪山へと化していました。
アイゼンを持ってきていないことに少し不安はあったものの、御手洗神社から最初のほうは斜度もそれほどきつくなかったので、もくもくと登り続けます。
途中、斜度がきつくなってきて、「これ、下山するとき大丈夫かな?」という不安がよぎりました。
前に雪山でアイゼンなしで下山したとき、すごく滑って怖かったんだよなぁ…
そんなことを考えながら、下山してきたおじ様2人と挨拶。
そのうち1人のおじ様が登頂までのルートを親切に教えてくださって、お礼を言って別れたのですが、もう1人のおじ様に「アイゼンないときついなー」と言っているのが聞こえてしまい・・・
私たちのこと!?やっぱりか!!!汗
イヌ夫さんに、「やっぱりアイゼンないときついよ、やめない?」と思い切って言いました。
今まで2年間、岩手山をはじめいろんな山に登ってきたけど、途中あきらめて下山したことはなかった。
でも、今回はなんか自信がなかったんですよね・・・
体力的には全然大丈夫だから、アイゼンさえあったらな。後悔先に立たずです(>_<)
イヌ夫さんは、「あと200mだよ、大丈夫だよ。」と言い、そこで数分、登るか下山するか話し合った末、私の思いが強く、あきらめて下山することに。
初めての太平山。頂上からの景色を見ることを楽しみに登ってきたのにこの敗北感・・・
でも自業自得。山を甘く見ちゃいけないって本当にこのとき身にしみました。
太平山5月登山 夫婦で滑落!!
頂上からの風景を見ないまま、むなしさいっぱいの下山。
こんな思いは始めてだったけど、安全第一!この判断は間違っていないと言い聞かせながら雪道を一歩一歩慎重に歩み進めます。
登っているとき、「これ下山すると大丈夫かな?」と不安になったポイントに到着。
雪解け水で地面と雪が入り交じった急な斜面で、つかまるところも細い木の枝しかありません。
イヌ夫さんはこのポイントを先に下りて、気をつけてねと下で待ってくれていました。
足をかける部分がほとんどなく、つるつるの斜面。
細い木の枝につかまりながら重心を下の足に移動させたら、着地した足がずるずる滑って止まらずに、そのままドドドドーーーと下に流されてしまったのです!
とっさに手を出したイヌ夫さんの手をするりと通り抜けたと思った瞬間、
私を止めようとして、夫も一緒に滑落してしまったのです。。。
登山道を10m~20mくらいかな?まるでヒップソリをしているかのように(やったことないけど)
すごいスピードで急な斜面を滑り落ちていきます。
もうね、頭の中は真っ白。でも止まらなきゃと思い頑張るんだけど、勢いは止まらず・・・
やっと少し平坦な段差の所でストップ!!
体に意識を向けると痛みはまったくなし。イヌ夫さんと無事を確かめ合い、ホッとひと安心。
途中、岩や切り株とかあったら絶対ケガするスピードだった。。。
そして滑落したのが登山道ではなく山の斜面だったら?と思うとゾッとしますが、ケガもなく本当に良かったです^^;
太平山5月登山 滑落後
滑落をした場所が、雪解け水で雪から土が所々むきだしになっているような感じだったので、私は右ひじ、右の腰とおしり部分が汚れ、イヌ夫さんは左ひじが主に汚れた状態でした。
その後、イヌ夫さんが左ひじに少し痛みを感じてシャツをまくったら、擦り傷から血がにじんでいました。
すぐカットバンを貼り応急処置。この程度で済んで良かった・・・
途中の御手洗神社にテーブルベンチがあったので、やっとお昼ご飯です。
いつもなら頂上で達成感と爽快感を味わって、素晴らしい景色を見ながらご飯を食べるのですが、今回はひと味違います^^;
お湯を沸かしてカップラーメンとおにぎり。
山で食べるこの組み合わせは大好きだけど、この日はいつもの食欲がなくあまり美味しく感じられません。
御手洗神社からもしばらく雪道が続き慎重に下山。
やっと雪道からも脱出し、下山途中の自然も楽しむ余裕も^^
でも、この細い橋は苦手です。高所恐怖症ではないけど下を見ると怖い…
可愛らしい植物に癒やされながら無事下山できました^^
まとめ
リサーチ不足、準備不足、注意不足・・・いろんな不足があり、すごく反省の多い登山になってしまいました。
でも、山開き後、絶対リベンジするぞ!と心に誓いましたよ^^
だって、まだ頂上からの景色を見てないもん。絶対リベンジします。
イヌ夫さんは、滑落で命の危機を感じたのか、もう登山は止める…と冗談っぽく言っていましたが、きっと大丈夫。
夫婦で唯一、共通の趣味って言えるのは登山だから、きっと自然にまた山に向かうと思う。笑
今回の教訓を胸に、おじいちゃん、おばあちゃんになっても仲良く登山ができますように。
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