こんにちは、コトネです
岩手を代表する百名山である岩手山をはじめ、早池峰山、八幡平など、岩手には人気の名峰が数多くありますが、登山が好きな方でも冬はお休み、という方も多いのではないでしょうか?
わたしと夫のイヌ夫さんは岩手の山に登り初めてまだ2年。
「鞍掛山と姫神山は冬でも登りやすくて人気の山だよ!」
と、登山上級者の方に聞いてからは、どちらも冬山登山のマストになっています^^
この記事では、そんな鞍掛山と姫神山のおすすめポイントと、初心者にはどちらがおすすめかをご紹介します♪
鞍掛山vs姫神山 初心者におすすめの冬山登山はどっち?
結論から言ってしまうと、冬山初心者におすすめなのは鞍掛山です^^
初心者に毛の生えたレベルのわたし達にとって、どちらも魅力ポイントが多いので甲乙つけがたいですが、初めての冬山だったら、という観点で鞍掛山に軍配!
では、基本データを見ながらその理由をお伝えしていきますね。
鞍掛山と姫神山の基本データ
鞍掛山 | 姫神山 | |
平均斜度 | 3.4度 | 8.3度 |
総歩行時間 | 1時間45分 | 2時間45分 |
歩行距離 | 7 km | 4 km |
累積標高差 | 380 m | 580 m |
山頂標高 | 897 m | 1124 m |
出典:やまクエ
冬山登山に鞍掛山がおすすめな理由
- 斜度が緩くて初めてでもラクに歩ける
- 雪山でも足場がしっかりついていて歩きやすい
- 冬でも登山客が多いので安心感がある
- 歩行時間は休憩を入れて2時間~2時間半と短い
- 頂上から見える岩手山が美しい
- 登山口にある公衆トイレが綺麗(冬はヒーター付き)
女性にうれしいポイント!鞍掛山はトイレがきれい
鞍掛山は冬でも登りやすいのと、頂上からの景色が美しいのが特徴ですが、わたしが一番うれしいポイントは・・・
登山口から少し行った所にあるトイレがきれいなこと!
これ、女性にとっては重要ですよね^^;
登山口にあるトイレって残念な所が多いので期待はできないのですが、鞍掛山のトイレは比較的きれいで、いつも有り難く使わせていただいています。
冬はヒーターが入っているのでトイレに入ると暖かいし、便座も暖かいので冬山で冷えた体には嬉しいですよ♪
入口にトイレ維持管理用の募金箱があるので、チャリーンしておきましょう。
ちなみに頂上付近にトイレはないので、心配な方は携帯トイレの持参を!
2時間程度なので大丈夫だと思いますが、わたしも保険のためリュックに携帯しています。笑
災害時も使えるので持っておくと安心ですよ。
晴れた日は最高!鞍掛山の頂上から見る岩手山
鞍掛山の頂上に着くと、青い空と雪に覆われた美しい岩手山が待っていてくれます。
いつも遠くから眺めている岩手山がこんな間近に見られるなんて!何度見ても感動・・・(>_<)
ただしこれは晴れの日限定^^;
曇った日に行くと岩手山はまったく見えません(>_<)
やっぱり晴れた日の冬山登山は気持ちいいですね。
こんな可愛い雪だるまさんを飾ってくれた人がいました♪
うさぎさんかな?可愛い足跡♡
鞍掛山の冬山登山をご紹介しましたが、姫神山のおすすめポイントも紹介しますね。
達成感と頂上からの絶景は最高!姫神山の冬山登山
冬山初心者におすすめの登山に軍配が上がったのは鞍掛山でしたが、個人的には姫神山の冬山登山も大好きです♪
上記データのように斜度はきつめですが、頂上に着いたときの達成感は本当に気持ちいい。
そして、鞍掛山同様に冬山としても人気で登山客が多いため、姫神山も雪道でも歩きやすいです。
姫神山の頂上から見る絶景は、いつも自分の中で時が止まるほど・・・
暖かい季節に登ったときは美しい岩手山を見ながらおにぎりを食べ、幸せのひとときを過ごしますが、冬は寒いので写真を撮るくらいで退散。笑
姫神山でひとつ残念なのは、登山口のトイレがくみ取り式で汚れと臭いが気になります。
こればかりは登山あるあるなのでしょうがないですけどね^^;
鞍掛山同様、頂上付近にトイレはないので心配でしたら簡易トイレを持参しましょう。
冬山登山の装備について
ここでは、本格的に長時間雪道を歩く登山ではなく、鞍掛山や姫神山のように2~3時間程度の歩行時間で人が多く道もしっかりしている雪山の場合の装備についてです。
一般的な登山装備は持っているけど冬山登山は初めて、という方は最低限アイゼンは必要です。
実際わたしとイヌ夫さんは冬以外の季節の登山装備は一式持っていたので、最初はアイゼンだけ買い足して鞍掛山を登ってみました。
鞍掛山は、驚くことに雪山を長靴で登っているご年配の方も多いです^^;
ただ坂道の急な所は確実にアイゼンがあったほうがガシッと雪をとらえられるので安心。
わたし達がその他、雪山用に買い足したのはグローブ、帽子、靴下。
持っているグローブは薄かったので、寒い雪山で指の感覚がなくなるくらい冷たくなり、2回目からは厚手のグローブを買い足しました。
帽子もつば付きのキャップを持っていたのですが、耳の冷たさが辛かったので耳当てが付いたキャップも買い足しました。
夫のイヌ夫さんはキャップは夏と同じで、耳を隠せるヘアバンドとネックゲーターをモンベルで購入。
インナーやウエアは冬以外と一緒で、あったかグッズをプラスした感じです。
汗っかきの方は汗冷えに注意!
登山をするとわたしは結構汗をかきますが、特に冬は汗に要注意です。
汗をかくと体力がどんどん奪われてしまうので、登るペースを調整したり着る物を脱ぎ着して調整するのがとっても大事。
でもわたしの場合、調整しているつもりでも冬でも結構な汗をかいてしまうんですよね。
本格登山ブランドのミレーのインナーでさえ、汗が冷えて大変寒い思いをします^^;
そこで私がとっている対策は、ベタなんですが・・・
背中にタオルを一枚、首元胸元にタオルを一枚入れ、頂上に着いたら取ります。
下山はあまり汗をかかないので、こうするようになってから随分汗冷えは軽くなりましたよ♪
基本的な雪山装備
雪山では寒さに対応できるウエアと、雪に覆われた山で行動するためのギアが必要になります。
雪山に行く前の一歩として、自分が持っている装備を確認してみましょう。1.帽子
凍傷を避けるため、耳まで覆える保温性の高いニットキャップがおすすめ。遮蔽物のない稜線歩きの時は、顔全体を守るために目出し帽をかぶる。2.アイウエア
雪面から照り返す紫外線を防ぐために、アイウエアは必須の装備。吹雪のときはゴーグル。それ以外はサングラスが使いやすい。3.ウエア
雪山のウエア選びは夏山登山と同様にレイヤリング(重ね着)が基準。(「アウターレイヤー」、「ミドルレイヤー」、「ベースレイヤー」の3層で構成。)4.グローブ
防水のアウターと保温性のあるインナーの組み合わせが一般的。さらにもう一枚薄手のインナーを着用や濡れに備えて、予備グローブも携行も。5.フットウエア
雪山登山用のフットウエアはアイゼンが外れないようにソールが全く曲がらず、保温材が封入されている。6.バックパック
背面のバックパネルに雪が付着しにくく、ピッケルが装着できるモデルであれば、夏山登山で使っているバックパックを流用可能。7.ピッケル
斜度のきつい雪面を登る際のサポート。滑落停止のための道具にもなる重要な装備。8.スパッツ
雪の侵入を防ぎ、保温効果を高めてくれる。膝下まで雪に埋まる状況では必須の装備。9.アイゼン
硬く凍りついた雪面や雪の付いた岩稜を確実に捉えるには10本爪、12本爪のアイゼンが必要。
まとめ
いかがでしたか? 岩手の冬山登山におすすめな鞍掛山と姫神山。
初心者におすすめなのは「鞍掛山」とご紹介させていただきました^^
登りやすくてトイレもきれいな鞍掛山で冬山デビューはしてみてはいかがでしょうか?
姫神山も達成感と頂上の絶景を味わってほしいので、鞍掛山に慣れたらぜひチャレンジしてみてくださいね!
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