こんにちは、コトネ(@cotone_tohoku)です
2019年7月下旬、国指定名勝である如斯亭庭園を訪れました。
以前は一般公開期間が限られていたようですが、今は年末年始の休園日以外は気軽に観覧できる、秋田市の新たな名所として公開されています。
この記事では、2019年如斯亭庭園の公開情報や駐車場、アクセス方法などをご紹介
旧秋田藩主佐竹氏の別邸10ヵ所のうち、唯一現在も残っている別邸庭園を訪れて秋田の歴史を感じてみませんか?
純粋に美しい日本庭園を楽しみたい方もおすすめですよ
秋田市 如斯亭庭園の2019公開情報
如斯亭庭園の開園期間、休園日、入園料は以下のとおりです。
如斯亭庭園の開園時間
4月~11月:午前9時~午後4時30分
12月~3月:午前9時30分~午後4時
休園日
年末年始(12月29日~1月3日)
入園料
入園料には3タイプありました。
①通常:一般200円・団体160円(20名以上)
②年間入園券:500円
③くるりん周遊パス:500円
「くるりん周遊パス」とは?
わたしは受付で勧められた「くるりん周遊パス」を選択
秋田市立文化施設の共通観覧券で、このパスがあると、秋田市の9つの文化施設を合計500円で観覧できるんです!
9つの文化施設の観覧料は計1300円なので、とってもお得ですね。
1.千秋美術館
2.佐竹史料館
3.久保田城御隅櫓
4.赤れんが郷土館
5.民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)
6.旧金子家住宅
7.旧黒澤家住宅
8.秋田城跡歴史資料館
9.旧秋田藩主佐竹氏別邸(如斯亭)庭園
さらに、秋田県立美術館と大森山動物園で割引が受けられるそうです。
先日行った秋田市の如斯亭で勧められた #くるりん周遊パス がお得🌟
秋田城跡歴史資料館や赤れんが郷土館など9つの文化施設の観覧料計1300円→500円で観覧できます✨
秋田県立美術館と大森山動物園が割引になるのも嬉しい☺️雨の日のお出かけ先に迷ったとき文化施設巡りもいいな~🎵 pic.twitter.com/F4uEcTv39r
— コトネ東北 (@cotone_tohoku) July 30, 2019
秋田市 如斯亭庭園の駐車場
如斯亭庭園には15台停められる駐車場が完備されているのでお車でも安心
如斯亭庭園入口の反対側が駐車場になります。
車を停めたら案内看板のとおり、交差点を右折すると如斯亭庭園入口に着きます。
秋田市 如斯亭庭園の住所 アクセス方法
住所:〒010-0834 秋田県秋田市旭川南町2番2−73号
如斯亭まで車で行く
お車の場合、秋田中央ICか秋田北ICより約15分。秋田駅より約10分。
如斯亭までバスで行く
バスの場合、「秋田温泉線」か「仁別リゾート公園線」に乗り、バス停「からみでん」か「扇田」で下車し、如斯亭まで徒歩5分。
久保田城跡(千秋公園)から如斯亭まで歩いて行く
旧秋田藩主佐竹氏別邸「如斯亭庭園」は、佐竹氏の居城であった久保田城跡(千秋公園)から北方約1.5kmに所在。
久保田城跡(千秋公園)から如斯亭庭園まで歩いて25分ほどなので、両方観覧したい方にも行き来しやすいアクセスだと思います。
秋田市 如斯亭庭園の魅力・庭園の歩き方
旧秋田藩主佐竹氏が築いた久保田城(現在の千秋公園久保田城跡)の周りには、御休所(おやすみどころ)と呼ばれる別邸が約10か所あったんだとか。
千秋公園の北方約1.5kmに位置する「如斯亭」は現在も唯一残っている別邸庭園です
平成19年に国指定名勝に指定され、修復整備を経て2017年10月から秋田市の新たな名所として開園しています。
如斯亭入口で受付を済ませたあと、如斯亭母屋を観覧します。
土間で靴を脱ぎ、趣のある通路を左に曲がると・・・
広い縁側から美しい庭園を望むことができます
こちらは藩主が休む12畳の部屋。床の間と違い棚を備え、気品ある書院造りを基本としているそうです。
この部屋から庭園を見渡せるようこだわって建てられたのがわかります
藩主専用の便所も公開されていました。
便壺はなく、出し入れができる箱を置き、用を足した後すぐに取り出していたようです。
広さもあり清潔感を保たれていたように感じました
母屋からは美しい庭園を眺めることができましたが、お庭に出て散策することもできます。
美しい庭園を肌で感じながら巡ってみましょう
まず目に飛び込んでくるのが、この見事なケヤキ。
なんと樹齢550年というから驚きです
如斯亭庭園は元禄年間(1688~1704)に造られ約330年経つそうですが、ケヤキはそれ以前からここに存在していたことに。
長い間、時代の移り変わりをこの場所で見守ってくれていたんですね
如斯亭庭園には「園内十五景」と呼ばれる15の景色が配置されており、庭園の園路を回遊することで、奇岩の景石、灯籠、四季折々の植栽、滝など様々な風景を楽しめます
この庭園は回遊式庭園であるほか、園から北西の山を望む借景式庭園、母屋から見る鑑賞式庭園としての要素をもつ庭園でもあるんだとか。
回遊式庭園といえば、秋田市金足にある水心苑も有名ですね。
秋田市金足 水心苑(小泉潟公園)は美しい日本庭園が楽しめる癒やしスポット!
近代造園の祖といわれる長岡安平は、如斯亭庭園を「寛政頃完成し東山時代の構を伝えたと思われる東北では無二の名園」と絶賛したと伝えられているそうです。
こちらは藩主が出入りする際に用いられた正門。
重厚感のある茅葺きに往時の趣を感じます
庭園の中にある茶室「清音亭」。
4畳半の数寄屋造りで、建物の4隅の柱のうち1本を浮かせた独特な造りになっているそうです。
庭園を眺められるこの場所で飲むお茶は格別だったでしょうね
まとめ
いかがでしたでしょうか
2019年如斯亭庭園の公開情報や、わたしが実際に行ったときの写真をもとに如斯亭の魅力をお伝えしました。
旧秋田藩主佐竹氏の別邸として唯一現存する如斯亭。
現在の庭園周辺は時代とともに往時とは違った景色かもしれませんが、庭園には往時の趣を肌で感じられるような不思議な魅力がありました
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